多く首都圏に住む彼ら彼女らの情報網は、舌を巻くほどに張り巡らされていて、新店がオープンする情報など、京都に住んでいる僕らよりもうんと早く入手している。だが、その中で「望月本舗」の閉店を知る者は、ただ一人、Nさんだけだった。ここ数年、年に数度は京都詣でをしているといいながら、しかし「京都通」を自認するわけではない。「京都検定」にも全く興味を示さない。京都を愛するということと、そうした知識は別ものだということを、Nさんはきちんと理解しているからである。
[参考情報]
新宿・中野・杉並・吉祥寺周辺のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/130000/LRG_138000/
名鉄イン名古屋駅前 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad376064/
西鉄イン日本橋 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad313506/
「片泊まり」にも「お茶屋」にも見向きもしない。京都の美味しいものに目がないようだが、「おばんざい」や「京料理」という言葉にはけっして惑わされていないように見受ける。京都中のあちこちを知っているわけではなく、寧ろ、洛中のかなり狭いエリアに限定して京都を愉しんでいるフシすらある。だが、正直に白状すれば、「望月本舗」の店仕舞い、僕はこのNさんからの情報で知ったのである。多くの京都人にはまだその報せが届いていない頃にである。