「実光院」と同じく「勝林院」の僧院として建てられたのが「宝泉院」。近年、額縁庭園と称される見事な眺めで人気を集めている寺院。堂内の縁側から庭紅葉を眺めながら、菓子と共に一服の抹茶を喫するひとときは何ものにも代え難い。飽かず眺めるうち、立ち去り難くなることから、この庭を「盤桓園」とも呼んでいる。盤桓、即ち徘徊を意味し、文字通り堂内のあちこちを歩き回り、いろんな角度からの紅葉を眺めたくなる寺。夜のライ
近年注目の宝泉院... の続きを読む
船旅のたのしさに日中甲板に出て海と空をぼんやりと眺めることを挙げたが、客船にとって甲板は大切な設備である。古い昔の船は船首近くが二等、まん中が一等、船尾の方が三等と甲板が仕切られていて、中央の両舷に広い遊歩甲板があった。大西洋航路は北の寒い海を航行するので甲板が舷側で覆われ、そこに窓がついていて開けたり閉めたりするようになっていた。太平洋航路はホノルルに寄ったりで南下するので開けっぴろげである。と
木甲板が豪華客船の条件... の続きを読む
ぶらり街歩きのサンプルとして歩き方の詳細を書く。だから、これをそのまま実践することを奨めるものでないことは最初にお断りしておく。例えばこんな風に歩けばどうだろう、という一例を挙げるに過ぎないことを理解した上でお読みいただければ幸いである。地下鉄に話を戻して地下に潜ろう。烏丸線のホーム、西側が北行き、東側が南行きだ。烏丸線に限らず、京都の地下鉄はすべてこのようになっている。よって、京都ではこの方角を
地下鉄に乗ってみる... の続きを読む
多く首都圏に住む彼ら彼女らの情報網は、舌を巻くほどに張り巡らされていて、新店がオープンする情報など、京都に住んでいる僕らよりもうんと早く入手している。だが、その中で「望月本舗」の閉店を知る者は、ただ一人、Nさんだけだった。ここ数年、年に数度は京都詣でをしているといいながら、しかし「京都通」を自認するわけではない。「京都検定」にも全く興味を示さない。京都を愛するということと、そうした知識は別ものだと
「京都通」を自認するわけではない... の続きを読む
地域的には、イギリスやフランスの地だけでなく、ウズベキスタン、リトアニア、クロアチア、スリランカ、グルジア、リビア、ハイチ、バングラデシュ、ラオス、アルメニア、ブラジル、エチオピアといった、「世界史」ではあまり触れられない地域も大胆に取り上げています。長い歴史のなかで、謎めいた部分や信じがたい建造物などが数多く残されました。人力では到底なしえないと思われる「超技術」でつくられたもの、開花した文化の
人々の情熱が凝縮した宝庫... の続きを読む
富土屋ホテルでは、結婚式を挙げた新郎新婦の写真を挙式順にきちんと「永久保存」している。「おばあさまがここで式を挙げたということで、当時の写真をお孫さんがご覧になったことがありました。非常に喜ばれましてね」関係者が教えてくださった。今日、挙式された人々の写真も保存されるのである。自分の子孫が遠い将来、見てくれるかもしれないと思ったら、ロマンティックなものを感じる人も多いだろう。富士屋ホテルのこのサー
老舗ホテルは顧客の歴史も保存する... の続きを読む
「のぞみはがらがらでしたよ」とDさんが言う。私も結局自由席で正解だった。輪行の場合はどうしても輪行袋のそばに座れたほうが何かと好都合なため、指定席だと不自由する場合がある。もっとも、自由席で空いた車両を探そうとすると、輪行袋を持ってホームをかなり歩かなくてはならないということもあるのだけれど。関ヶ原付近にさしかかると、北の空はやや曇り気味。昨日は東京が3月の雪だったのだ。今日の滋賀県はなんとか天気
能登川の駅で降りる... の続きを読む
うちではいつも家族旅行は車で出かけます。まだ子どもが小さいので、電車や新幹線で長距離移動するのは大変だろうということで、わざと車でいける場所に行くといった感じです。特に男の子は1時間も2時間も他のお客さんに迷惑にならないようにじっとさせるのは親も本人も一苦労。お互いのためにも車で移動するようにしています。今回行った旅行先では、夕食はホテルでとらずに街中のおしゃれな焼き鳥屋さんで食べました。ただでさ
いつも車で家族旅行にでかけるわけ... の続きを読む
箱根までのひどい渋滞の経験を経てお客様の間にはすでに不思議な一体感がうまれていました。全員一致で即座に出された答えは「新幹線に立って乗っていってもいいからロープウェーにも遊覧船にも乗る」というものでした。早速、東京駅で私たちを待ち受けホテルまで送ってくれる予定になっていたバスの会社に変更の連絡を入れ、箱根で旅程表通りの内容をこなしてからホテルに戻ったのでした。また箱根はいわゆる“山の気象”で悪天候
箱根までのひどい渋滞の経験... の続きを読む
「沖縄の人はボクをどう思っている?」。そんな疑問というか心配で、夜も眠れないナイチャーは意外に多いのではないか。なんといっても沖縄人は連帯感が強い。地縁&血縁の潜在的な社会保証がある(ような気がしている)わけで、沖縄人同士なら初対面でも心を開きやすい。それに加えて歴史的に日本という国家に対しては、嫌な思い出が満載。よそ者で、しかも日本人であるナイチャーが、沖縄で肩身の狭い思いをするのはもうしようが
夜も眠れないナイチャーは意外に多い... の続きを読む